走行距離1万5千km超えてからアイドリングが不安定に
さて、久しぶりの投稿です。現在、走行距離15,600kmほどです。前回の投稿から現在まではタイヤ交換をしたくらいですね。純正タイヤは13,000km程持ちこたえました。非常に優秀なタイヤでした。
現在はタイトルに記載した通り、アイドリングが不安定になってしまいました。感覚としては1000回転~2500回転くらいをいったりきたりします。時々、信号待ちでアフターファイヤーが出てパンパン音が出ます。酸素の供給が足りていないため、ECUがアイドリングを上げようと燃調を調整するが回転数が上がってしまい、また下げようとするというのを繰り返しているような気がします。
この症状は恐らくですが、インジェクション車特有のスロットルボディやO2センサー等、吸気系周りの汚れが原因で発生しているのではないか?と予想しました。本来であればバイクを購入したショップに頼んで診てもらうのが正解なんですが、ここでは自力で何とかならないか?ということでチャレンジしてみることに。。。(ここから先の対処方法を参考にする場合、コチラとしては一切保証が出来ませんので自己責任でお願いしますね)
<(_ _)>
セローの場合、スロットルボディへのアクセスが悪くタンクを外さないとスロットルボディを取り外すことは出来ません。ちょっと面倒ですね。というわけでタンクを外さず初心者でも簡単に出来る処置を考えてみました。
添加剤で様子を見る
まず最初に試したのがこの添加剤です。「ワコーズ F-1 フューエルワン 」




この添加剤で改善するようであればスロットルボディ周りの汚れが原因の可能性が高いと思われます。
セローの場合はタンク容量が9リットルちょいなので満タン時にフューエルワン(200ml)を目安として1/3位投入します。小さい紙コップの半分くらいで良いと思います。
投入後、ハンドルをしっかり持って上下に揺らしてタンクのガソリンと混ぜる意識でシェイクしました。
さて、効果のほどは如何なものでしょうか?街乗りですが、距離にして約50kmほど少し回し気味で走らせた結果、、、、
少し安定しました!
ただ、完全には治っておらず、アイドリング回転数の上下の幅が狭くなったのとアフターファイヤーが出なくなりました。と言え、まだ完治はしておらず対処は必要です。ということで次は燃料側ではなくエアクリーナー側からの対処を検討しました。
エアクリーナーエレメント交換と清掃
対処方法は簡単です。エアークリーナーエレメントの交換と同時に洗浄剤を投入するというものです。今回洗浄剤として採用したのコチラ↓
KUREのエアフローセンサークリーナー!




この商品の良いところはO2センサーなどデリケートな部品や樹脂系部品にダメージを与えない点と、泡状ではなくスプレー状である点です。(噴霧が可能)
エアクリーナーエレメントを取り外す為にはシートを外す必要があります。セローの場合は簡単です。後輪のタイヤハウス裏側に止めてあるナット2個を外した後、シートを少しズラすだけで簡単に取り外せます。
そして、シートを外すと下の写真のようにエレメントを止めている蓋があるのでその2つのビスと蓋を外せば後はフィルターを引っこ抜くだけです。写真は蓋の片方のビスを外した状態になっています。




蓋を取り外す前に周辺のゴミを除去しウェスなどで綺麗に清掃しておくとよいでしょう。
エアフローセンサークリーナー吹き付け
さて、ここからはどうなるのか?不安しかありませんがレッツトライです。先ずはフィルターを引っこ抜いた状態で乾いたウェス等でフィルター設置個所を軽くふさぎエンジンを始動します。(ゴミが入らないよう要注意)フィルターを引っこ抜いた側面に金属の網状のプレートがありますのでここにエアフローセンサークリーナーを吹き付けます。




この時、燃調がくるってしまい酸素が薄くなるため、アイドリングが落ちてエンストしそうになりますので空ぶかししながらエンストしないようにします。5秒程度吹き付けながらエンジンを回します。マフラーからは白い煙が出ますのでしばらく吹かして洗浄剤が抜けるのを待ち、白い煙が出なくなったら再度、吹かしながら5秒程度吹き付けます。この作業を2~3回繰り返します。
そして、白い煙が出なくなったら、アイドリング状態でエンストしない事を確認します。私のセローはこの時点で既にアイドリングが安定しました。その後は新しいフィルターをセットし、蓋を閉じてシートも元に戻します。
補足)15000キロ走行後のフィルターはこんな感じでした。




エアーフィルターはちょっと高かったけど純正を使用しました。↓




この作業により一時的かもしれませんが、ほぼ完治しました。エンジンかけ始めの最初の30秒~1分ほどはまだ、寒い時期というのもあり若干安定しない事もありますが、その後はアイドリングが安定し回転数が上下に変動する事もなくなりました。タコメーターはつけていないので感覚値ですが、アイドル状態が800~1000回転位にまで下がり落ち着いているようです。
対症療法的ではありますが、この処置でいつまで持つのか経過観察したいと思います。
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