中古車の走行距離や転倒歴の見極め方
他のバイクにも言えますが、中古車を購入する際、気になるポイントとして走行距離と転倒歴があります。
走行距離って信用出来るのでしょうか?答えはイエスでありノーでもあります。
中古車のメーターは交換されたかどうか?判別が難しい、、、。
スクータータイプのようにビルトインのメーターであれば、なかなか個人で付け替えるのは至難の技になりますが、モンキーに関してはどうでしょう?割と簡単な部類になるのではないでしょうか?
走行距離とゴムパーツの劣化具合である程度の判別は可能
ゴムのパーツは乗れば乗るほど段々すり減ってきます。分かりやすいのがタイヤですが、他にもゴムパーツはあります。
ステップ
タイヤ
グリップ(ハンドル)
キックペダル
モンキーを新車で購入し3000km乗るとどうなるか?
個人差や乗り方によってバラツキはあるかとは思いますが、参考までにうちのモンキーが、3000km時点でどの程度劣化したのか?写真を公開します。
1.3000kmチョットの状態です
2.リアタイヤの状態です
リアはかなり減りました。体重85kgの大人だとこうなります。
下の写真を見ると、センターのスリップサインと揃いそうです。もう、交換してもいい頃合いですね。横の溝はしっかり残ってます。攻めが足りないかな?w
3.フロントタイヤの状態です
フロントはまだ溝が結構残ってます。2000km位でローテーションするべきでしたね。
4.ステップとキックペダルの状態です
多少減ってはいますが、まだまだ溝はしっかり残ってます。
下の写真は端の方が少し減ってる感じですね。
下の写真はキックペダル。まだまだ溝はしっかり残ってます。
5.グリップの状態です
グリップのポチポチはまだ、しっかり残ってます。僕は軽めに握る方なので、しっかり握った乗り方ならもう少し減ってるかもしれません。
ペダル類やグリップは3000km程度ではまだまだ溝は残ってます。もし、中古車で3000km位なのにステップ類やグリップがツルッツルなら、、、チョット怪しいのではないか?何か変ではないか?一旦、冷静に考えて、他の車体と比べたりしてみて下さい。
転倒歴や修復歴はどう見極めるか?
転倒をした中古車を見極めるのは簡単ではありません。モンキーに限った話しではありませんが、当然出っぱったパーツ類は要チェックです。
例えば、ミラーやレバー類、ハンドルのバーエンド、ウインカー、ステップ、マフラーなんかも接地しやすい箇所なのでしっかりチェックですね。こんな場所に擦れた跡がある場合、転倒歴のある車体かもしれないので注意です。
ミラーに関してはこけなくても、走行中に壁とかにこする場合もあるので判断は難しいが、ミラーの棒部分が曲がっているようなら強めのダメージを受けている可能性大。
後は、転倒かどうか?は、分かりませんが、一部の場所だけ妙にピカピカなパーツ(ビスやナットとか、、、)が使われている場合、何らかの修理や社外パーツ導入の可能性もあります。
ハンドルロックの損傷や凹み等も怪しいです。普通に使っている分には塗装剥がれ程度は仕方ないものの、そこまで強い衝撃は加わらないはずですよね。
経験上、こういう車体は販売前に大手術やメンテをする必要があったかもしれないので、少し慎重になった方が良いです。強いダメージを受けて交換した可能性もあります。
まとめ
今回は中古車を選ぶ際にチェックしておきたいポイントを走行距離と転倒歴という切り口でレポートしました。
転倒に関しては軽い立ちごけ程度であれば、軽いモンキーならダメージも少ないはずなのであまり神経質にならなくても良いかもしれません。
走行距離に関する今回のレポートはあくまで目安です。使い方や体重なんかでも変わってくるはずです。その点はご留意ください。因みに私は85kgです。
これからモンキーを中古で購入しようと考えている方の参考になれば幸いです。
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